(株)心体科学研究所 代表 山﨑博通
2019年の新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。
昨年は縁につながる人への服喪年と位置付け、ひたすら充電期間的日々を過ごしてまいりました。
図らずも、11月には(一社)SYORINNJI KEMPO UNYTY 派遣で、スペイン研修会に参加してきました。ヨーロッパなど8か国、200人余の方々に金剛禅総本山少林寺の法階講座なる授業を担当させていただきました。私は、その焦点に、宗 道臣開祖の「少林寺拳法教範」の冒頭の見返しにある言葉を引用し、「思いどおりに生きる人生」を送るために、という視点にたって講義しました。名通訳女史の助けもあり、全員真剣に聞いてくれました。それは、洋の東西を問わず、今、いかに生きるべきかの時代の真っただ中にあることの一つの証明でもあると確信したしだいです。
そしてこのひと月、新聞広告で見つけた2書籍、「科学的・潜在意識の書きかえ方(小森圭太著)」と「自分発振で願いをかなえる方法・量子力学的生き方のすすめ(村松大輔著)」を購読、まさに我が意を得たりの名著との遭遇でした。
元々、40歳を過ぎて、自分自身の少林寺拳法の技術レベルに対する失望感から始まった真理探究の旅に、職業教育を目指す専門学校教育の現場に身を置く立場から、当然のごとく、この社会に役立つ人づくり、しかもそのリーダー養成に的を絞ることになりました。
当時、中国の古典、欧米の指導者論の各著、別けても私が没頭したのが、安岡正篤師であり中村天風師でした。安岡師は東洋の学門を究める方向での人間修養、中村師はヨーガに加え潜在意識をかえる方法も提唱、自己実現書も多くまさに一時代を築く活躍をされました。
この時点では、技法修練と人生論とはまだまだ平行線的な感覚でしかなかったと思います。むしろ、私の生まれる前から、「思考は現実化する論」は遥か海の向こうから押し寄せていたことに気づき、ずいぶん勿体ない半生を過ごしたものだと悔やんだものです。
13年まえ、ノートルダム清心女子大学で「身体科学」なる講座をもたせていただく機会を得、後のBBCが誕生することになりました。武術色を格段に薄め、将来の母親像をイメージした心とからだの健康法としての方向性をさだめての船出でした。
この冬の初め、その平行線を私のかみさまがひとつにしてくれました。
今年から、BBC を、「思いどおりに生きる」・自己実現法の補助、いやいや主メソッドとして提唱しようと決心しました。
やや荒っぽさは否めませんが、前段はここにいたる経過説明です。今まではその準備期間。
少なからず具体的なメニューはそろっており、さらに開発も進めます。
詳細は、今年関東地区では2回、関西(京都)では2~3回の講演会(希望者は実習有り)で提示します。
それでは、先発の川越、甲府スタジオに加え、11月発足の京都寶幢寺スタジオとともに本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2019年 元旦